今日は日本語文法【①~として】
の教え方を紹介するニャ
日本語初中級レベル「文法」
① ~として(は)/ ~としても / ~としての
導入のコツ
会話の中で、自然にその文法の場面を作るのが肝心なのニャ。
そしてまずその文法の意味がなんとなく理解できるように、
全体で共有するニャ。
その後、意味や接続についてしっかり共有して、練習をするニャ。
私は日本語の先生です。いつもみなさんに日本語を教えていますね。
→ 私は日本語の先生として、学生に日本語を教えています。
では、みなさんは、留学生ですね。日本へ来ました。
→ 私は留学生として、日本へ来ました。
では、先生が言った後で、みなさんも言ってください。
私は日本語の先生として、学生に日本語を教えています。
私は留学生として、日本へ来ました。
では、~としての前に、何が入っていますか?名詞ですか?動詞ですか?
い形容詞ですか?な形容詞ですか?
名詞です。
そうですね。~としての前には名詞が入ります。
(日本語の先生、学生)は 名詞ですね。
では、~としてはどういう意味だと思いますか?
立場?position?資格?種類?
そうです。
では少し練習しましょう。___に言葉を入れましょう。
① 来月子供が生まれまれたら、______として
頑張らなければなりません。
② 東京は、日本で一番人口が多い_____として、知られています。
③ 携帯電話は、電話だけではなく、______としても
役に立ちます。
④ 彼は____としての責任を持って会社を経営しています。
【 社長・辞書・父親・都市 】
では、例文を作りましょう。
① 私は、来年、______として、______________。
② 私の母は、______として、_______________。
③ 彼女は_____として人気がありますが、______としても
有名です。
どうかニャ?
このような流れで文法を導入するニャ。
注意することもいくつかあるニャ。
導入に時間をかけすぎてはいけないニャ。
シンプルに、スピーディーに、明確に。
導入してから、繰り返しの練習によって
定着するものなのニャ。教師も焦りは禁物なのニャ。
でも、でも・・・
授業で、しっかり覚えさせないと!
いやいや、自分が英語を勉強していた時を、思い出すニャ。
一度の授業で、覚えられたかニャ?(無理無理)
定着は繰り返し、繰り返し練習することだニャ。
繰り返し、練習しなきゃと、学生のモチベーションを上げることが
教師の最大の務めだと思うニャ。
そのためにも、一方的な導入は避け、身近な話題で共感を得られるような
導入が大切だとねこおじは思うニャ。
では、本日はここまでニャ。
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